*食事サービス
このページでは、彩光苑の食事や食事に関する取り組みを紹介しています。
普段の食事以外のイベント食や行事食は、管理栄養士が随時更新しておりますのでご覧ください。
食事紹介
入居者様にとって食事は生活の中の楽しみの1つとして大きな比重を占めています。高齢者施設では、入居者全員が同じ形の食事ではなく、様々な形で提供をしています。
本人の嚥下状態に適した食事の提供により、誤嚥予防と栄養状態の維持が図られます。本人に適していない食事の場合、食事摂取量が低下し低栄養状態に陥ってしまうことがあります。
食形態は各施設や病院で異なりますが、彩光苑では主食と副食を下図のように分けています。
イベント食
彩光苑では、入居者様に食事を楽しんでいただく為、毎月イベント食を実施しています。
また、季節や行事に合わせた特別な食事も提供しています。
内容については随時、News from nutritionに更新していきます。
経口摂取への取り組み
~最期まで口から食べる為に~
彩光苑では、食事を安全に食べる為に介護保険制度の経口維持加算への取り組みを行っています。介護保険制度において、嚥下障害を持つ入居者様に対し、出来る限りの経口摂取維持の取り組みに対する評価が重視されています。
彩光苑では、歯科医師による簡易検査(以下の3検査)と嚥下内視鏡検査により入居者様の嚥下機能を評価し、その後、歯科医師による検査結果に基づき、多職種協同(歯科医師、管理栄養士、歯科衛生士、介護士、看護師、介護支援専門員など)で特別な栄養管理の支援を行っていきます。
◆改訂水飲みテスト
方 法 → 冷水3mlを口腔前庭に注ぎ、嚥下してもらいます。
判定基準 → 1 嚥下なし、むせる、そして/または、呼吸切迫
2 嚥下あり、呼吸切迫(不顕性誤嚥の疑い)
3 嚥下あり、呼吸良好、むせる、そして/または、湿性嗄声
4 嚥下あり、呼吸良好、むせない
5 4に加え、空嚥下の追加を指示し、30秒以内に2回空嚥下可能
評 価 → 上記5段階で評価、3以下の場合、誤嚥が疑われます。
◆反復唾液嚥下テスト
方 法 → 唾液嚥下を30秒間繰り返してもらいます。
評 価 → 30秒間に2回以下の場合、嚥下開始困難、誤嚥が疑われます。
3回以上の場合は、ほぼ問題なしとなります。
◆咳テスト
方 法 → メッシュ式ネブライザーにクエン酸を入れ、口から吸入し、咳の有無を観察
します。
評 価 → 30秒以内に1回でも咳が出たら不顕性誤嚥ではない可能性が高いと判定し
ます。
※不顕性誤嚥とは、誤嚥しても上手く咽の反射が起こらない誤嚥のことです。
◆嚥下内視鏡検査
嚥下内視鏡検査は、歯科医師による知見から著しい摂食機能障害の疑いがある方を対象にどのよ
うな食形態や食事時の姿勢および食べさせ方が適切であるかを判断する為に実施しています。
方法は、鼻腔内から咽頭部までスコープを挿入して喉を映像で観察しながら食物を摂取していた
だき、誤嚥の有無などを確認します。